【令和3年春NW】アプリ開発者がネットワークを知るために受けたネットワークスペシャリスト試験の勉強方法と対策
はじめに
令和3年度春季試験のネットワークスペシャリスト試験(以降ネスぺ)を受けまして無事合格できました(午後2ギリギリ過ぎww)
今回はその時に行った私のネスぺの取組み方について記載させて頂きたいと思います。
少しでもこれから受験しようとされている方の参考になれたら幸いです^^
受験の背景
私はネットワークエンジニアではなくアプリ開発者ですが、ネットワークは知っていて損はないはず・・・!(実際アプリ開発でもネットワーク絡む案件多いので)という思いで今年の春か来年の春に受けようと考えていました。
これが今年1月後半~2月頭のことですので、今年の春受けようと決断した時点で残り時間が2か月ちょいぐらいでした^^;
合格するのが目的ではなく知識習得が目的でした(と言い聞かせているw)ので、そう考えると来年の春かなと思ったりもしたんですが、2019の秋に応用→2020の秋(春延期)に安全確保支援士と連続で合格していたので、3連続合格狙う!!!という思いの方が強く受けることにしました。
取り組んだこと
段階に分けて勉強しました。
※午前Ⅰは免除だったので取り組んだのは午前Ⅱ/午後Ⅰ/午後Ⅱ対策となります。
- ネットワーク用語を覚えてネットワーク関連の仕組みの概要をつかむ
- もう少し深くネットワーク関連の仕組みを理解する
- 午前問題の過去問を解いてみる
- 午後問題の過去問を解いて、なぜそういう回答になるか理解する
【取組み①】ネットワーク用語を覚えネットワーク関連の仕組みの概要をつかむ
これは午前対策本(ネスぺの教科書的なやつ)を買い、繰り返し読みました。
午前対策本
私が読んだのは徹底攻略ネットワークスぺシャリスト教科書の1冊だけですが、図が多すぎず少なすぎずほどほどあり、章ごとに理解力を確認するための過去問があります。
なによりこの本の最大の魅力は全く同じ電子書籍版が無料でダウンロードできるという点ですね^^
私はスマホに入れて外でも隙間時間見つけて読んでました。
この本だけで午後対策にはならない気がしますが、午前対策は十分ですね^^
【取組み②】もう少し深くネットワーク関連の仕組みを理解する
ネットワークの詳しい解説をしているサイトをみたり、ネットワーク関連の本(先ほどの午前対策本以外の本)を繰り返し読んだり、AWSを触ってみたりしました。
ネットワークの詳しい解説をしているサイト
私は以下のサイトを使わせて頂きました。
どのサイトも大変わかりやすくとても有難かったです^^
ネットワーク関連の本
知識を深めるにはマスタリングTCP/IP入門編とインフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門の2冊が良いと思います。
まずマスタリングTCP/IP入門編ですが、IP、TCP/UDPはもちろんのこと、データリンク層やアプリケーション層、セキュリティについても詳しく書いていますので知識を深めてくれます。
次にインフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門ですが、現場での実際のサーバー構築について色んなパターンについて書かれた本で、特に私のように非ネットワークエンジニアの方におすすめです。
AWS
自分でWEBサーバーなりを構築すればネットワークの理解も進むと思います。
ですのでAWSを利用するのはかなり有効手段であると思い、勉強のため使いました。
まったく使ったことなければ1年間は無料枠というのがあるので、お金かけずに学べるのも魅力ですね^^
私はAmazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築を読みながらWEBサーバーとDBサーバーをAWS上で構築してみました。
一つ一つAWSでの操作を図を見ながら進めていけるので私のようなAWS初心者にも優しい本でした。
【取組み③】午前問題の過去問を解いてみる
これは過去問を覚えるのではなく理解力を確かめるという目的で有効(いわゆる自信をつけて自分はやれるんだと奮い立たせるためw)だと思いました。
ネットワークスペシャリスト過去問道場というサイトを利用しました。
大体80%~90%ぐらい正解率出てくると午前Ⅱはほぼ大丈夫だと思います^^
【取組み④】午後問題の過去問を解いて、なぜそういう回答になるか理解する
午後対策本を買い、問題を解きながら答えと解説を見て、知らない単語が出てきたらググって内容を深く知るようにしました。
午後対策本
私が読んだのはネットワークスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策だけですが、問題を解くと結構知らない単語が出てきて焦りました^^;
全然知識習得できていないという焦りw
でも逆に知らない技術があるということを認識できてよかったです、この本読んでないと多分落ちていたと思います^^;
特典でダウンロードできる「得点力がアップするネットワーク用語の確認問題」も便利でした。
ちなみに私は使用しなかったですが、この左門さんのネスぺシリーズは非常に評判いいみたいです。
本1冊につき1回分の午後問題のみの解説というかなり詳しい解説書かれています。
私はとにかくいろんな問題に触れて知識を取り入れたいのと、あまりお金かけたくない(w)という精神で望んでたのでネスぺシリーズは見送り、応用と安全確保支援士でも使った「専門知識+午後問題」の重点対策を買いました。
お金と時間に余裕ある方はこの左門さんのネスぺシリーズを5年くらい用意して勉強しておくとおそらく完璧だとおもいますw
スケジュール
大体こういう日程で取り組みました。
平日(月火水木金)はほぼ毎日平均1時間、休日(土日)は平均4時間ほど勉強しましたので
平日43日間(2/17~4/17) × 1時間 = 43時間
休日17日間(2/17~4/17) × 4時間 = 68時間
ざっくりですが111時間ぐらい、実際は100時間くらい勉強した感じですかね。
試験当日を振り返ってみて
午前Ⅱ
まず解答用紙に直接答えをマークせずに問題用紙に正解と思う選択肢に〇を付けていきました。
わからない問題や計算必要な問題は後回しに。
一通り書いた後に一旦マークシートへ答えを塗りつぶしていきます。
そのあと後回しにしていた問題の解答をします。
このやり方でも多分時間に余裕があるかと思います。
私は終了10分くらい前に終わりましたが、10分前から退出できないのでそのまま待機^^;
午後Ⅰ
まずどの問を解くか3つすべての問題をざっと見て決めます(私は10分使いました)
1問あたり40分で解きます、時間はあっという間です^^;
10分前なのに全部埋められず、焦るw
とりあえずなんでもいいから全部解答埋めようと必死に書きましたww
ただ結果82点だったので、実はこれが部分点貰えたりして良かったのかも^^;
以下は真似しない方がいいです。
自己採点用に解答用紙に直接答えを書かずにまずは問題用紙に書いてました。
がこれで大幅に時間足りなくなるという惨事に^^;
午後Ⅱ
午後Ⅰ同様にどちらの問を解くか2つとも問題をざっと見て考えます(私は20分くらい悩んだと思います^^;)
感覚的にですが(私が受けた試験だけかもしれませんが)解答用紙の量が多い方が簡単な問題多い気がしますw
安全確保支援士の時もそうでしたのでw
午後Ⅰ同様、自己採点用に問題用紙に書いて時間ロス(解答量多い方選択した分更にロス)し時間足らなくて焦りましたw
その他
試験後理解しましたが、応用や安全確保支援士と違い午後の自己採点は意味をなさないですw
自己採点は午前だけやって、午後は合格発表まで待った方がいいですw
午後Ⅰと午後Ⅱは自己採点して絶対ダメだと思ってましたから^^;
おわりに
私の場合、合格したとはいえギリギリなのでなんちゃってネットワークスペシャリストですね^^;
合格したからと言って恐らく何もできませんw
ただAWSとか触れるいい機会になったので、合格しても合格しなくても絶対に意味がないなんてことはないと思います。
SEで受験するかどうか迷ってる方は是非受けてみて欲しいと思います。