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こつこつエンジニア

現役アプリ開発者によるIT系特化ブログ

実家に眠っていたWindows XP PC(Pen4+1GBメモリ)をLinux Mint PCに転生させてみた

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はじめに

今回は実家に長いこと眠っていたWindows XP PCをLinux PCへと転生させてみます。
無事転生することができるでしょうか・・・?
Windows XPのマシンスペックは以下となります。

  • マウスコンピューター製PC(記憶が定かではないが2005年くらいのモデル)
  • CPU : Intel Pentium 4 3.00GHz x 1
  • メモリ : 1.0GB(512MBを2枚)
  • HDD : 認識しない(お亡くなりになっている様子)

LinuxのISOイメージファイルを入手し、DVDに焼く

メモリが1GBと貧弱なので軽量なLinuxをインストールしてあげる必要がありそうですね。
調べてみるとLinux Mintがよさそうです。
なのでWindows XP PCをLinux Mintに転生させてみます。
Linux Mintは19.3 "Tricia" - Cinnamon (32-bit)を使用します。
以下のURLからISOイメージファイルをダウンロードし、ISOイメージファイルを真っ新なDVDに書き込んでおきます。
linuxmint.com

Windows XP PCでDVDからLinux Mintを起動してみる

DVDがブートする最優先となるようにBIOS設定しておきます。
今回の場合はHDDが認識しないので、HDD→DVDのブート順だったので何もしなくても起動しました。。
DVDからの起動なので当然ですが、かなり起動まで遅いです・・・^^;
Welcome to Linux Mintという画面がでるので、Start Linux Mintを選択します。
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数分間放置すると、Linux Mintのデスクトップ画面が表示されます。
デスクトップ画面にあるInstall Linux Mintを起動します。
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インストーラーが起動するので、言語やキーボード設定を日本語にします。
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HDDが認識しないので、当然ですね・・・。
これは代わりのHDDを用意するしかなさそうです。
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壊れたHDDの代替え品を用意する

古いPCなのでHDDはIDEなんですよね・・・(´;ω;`)
価格.com見てみると3,000円~5,000円くらい(8/15時点)なので買えないことないですが、今更感がありますね・・・^^;
kakaku.com
マザーボードを見てみることにしました。
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お、SATAコネクタを発見しました。
ということはSATA3(後方互換でSATA1コネクタやSATA2コネクタもOK)のHDDやSSDも使えそうですね。
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お試しなので今回は2,000円くらいの120GB SSDを用意して使うこととしました。

SATAケーブルが手元にないのと、2.5インチから3.5インチに変換してやる必要があるので今回はこれも用意しました。
1200円くらいです。

さてSSDをSATA1コネクタに接続して再度DVDからLinux Mintを起動してインストールしてみます。
あれ・・・SSDが認識していない・・?(´;ω;`)
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認識するにはBIOSの設定が必要でした。
Integrated Peripherals > IDE Devices ConfigurationからOn Chip SATAをEnabledにします。
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再度DVDからLinux Mintを起動してインストールしてみます。
やりました、認識してくれたようです。
次のページに進めましたね^^
チェックはせずに次へ行きます。
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そして転生へ…

ディスクを削除してLinux Mintをインストールを選択して、次へ行きます。
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こんな画面出ますが、続けるボタンを押します。
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画面が切れちゃってますが、Tokyoを選んで次へ行きます。
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名前とコンピュータ名、ユーザー名、パスワードを入力します。
次へ行きます。
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インストールを開始します。
しばらく待ちましょう。
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インストール完了後にこのような画面が出るので再起動します。
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無事Windows XP PCがLinux Mint PCに転生できました(*^-^*)
動作も問題なさそうですね(^^♪
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ちなみに私の使っているモニターでは正しく表示されなかった(一部表示が切れてしまっている)ので表示調整できないか調べたところ、左下のLinux Mintのアイコンでメニューを開いて、設定 > 表示から解像度調整でき解決しました^^
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キーボード日本語入力の切り替え対応(8/18追記)

インストール直後の状態では日本語で表示されていますが、日本語に入力切替できませんでした。
設定から日本語入力切替できるようにする必要があるみたいです。
メニューから設定 > 入力方法を選択します。
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タブの日本語を選択した状態で、言語サポートパッケージをインストールしてくださいの右横のボタンを押して言語サポートパッケージをインストールします。
これはインストールした後の画面です。
入力方式フレームワークをFcitxにしておきます。
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その後、一度ログオフして再ログインします。
すると、画面右下にキーボードのアイコンが表示されます。
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メニューから設定 > Fcitx設定を選択します。
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この画面が起動するので、Mozcを選択しタブを全体の設定に切り替えます。
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Trigger Input Methodが日本語切り替えるキーの割り当てになります。
この場合、Ctrl+Spaceで日本語入力に切り替わります。
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ブラウザを起動し、Ctrl+Spaceを押すと右下のキーボードアイコンが変わりましたね。
これでブラウザの入力を日本語で入力することができます^^
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おわりに

今回はHDDが亡くなってしまっていたので3000円ほど費用が掛かりましたが、HDDがそのまま使用できるならば費用かけずにファイルサーバーにしてスマホや別PCから写真や動画などにアクセスできるようにすることも可能ですね^^
皆様も古くて眠っているPCをLinux PC化して家庭内ファイルサーバーなどとして有効活用してみてはいかがでしょうか?^^